トップ > 社長のためのWEB道場(考えかた編) > 企業にとってWEBサイトはなぜ必要なのか

企業がWEBサイトを持つことが一般的になっていますが、「一般的」だからWEBサイトが必要なのでしょうか?
ここでは、マーケティング的な視点から、企業にとってWEBサイトがなぜ必要なのか、をご説明いたします。
簡単に言ってしまうと、「情報化社会が進んだ」というのが理由として挙げられます。
情報化社会が進むんだとはどういうことを意味するかというと、インターネットなどのインフラが整い、一般の人も「情報を自分で入手することができるようになった」ということです。
これは自分自身の生活を振り返るととてもよく分かります。
テレビなどでちょっと興味ある情報を見たとします。
おそらくほとんどの場合、「調べてみよう」と思い、インターネットで「検索」するでしょう。
また、ビジネスシーンでも同じです。
たとえば、新規に取引先を探したいと思ったとき、ほとんどの場合、インターネットで「検索」するでしょう。
情報化社会がまだ進んでいなかったときは、何かを知りたいと思ったときには、その情報を持っていそうな企業に電話をして問い合わせるしかありませんでした。企業に「教えてもらう」というスタンスです。企業にとっては、お客様に「教えてあげる」というスタンスです。
それが情報化社会が進んだ今はどうでしょう?
情報を欲しい側(つまり、お客様)は、検索という手段を身につけています。
そうすると立場が逆転し、企業をたくさんの選択肢の中から「選ぶ」というスタンスになります。企業側としては「選ばれる」という立場になってしまったのです。
情報化社会により、企業は「選ぶ立場」から「選ばれる」立場に一転したのです。
お客様(見込み客)が、企業を選ぶステージは、インターネット上です。
見込み客が、情報を検索したときに、自社がお客様の検討対象に入ることが大前提です。
そのために、質・量ともに情報が充実したWEBサイトを用意することがとても重要になるのです。
それでは、あればそれでいいのかというと、もちろんそうではありません。
多くの見込み客は、情報を探すとき「検索」をします。
つまり、見込み客は、自社の情報も見るけど、同業他社の情報も一生懸命調べ比較検討しているのです。
それだけならまだしも、クチコミサイトなども利用して、より「企業側からの情報発信」だけではない情報も仕入れようとしています。
情報化社会がこれほどまでに進んだ今、情報を探す人(消費者やビジネスパーソン)の情報収集スキルもとても上がってきていますので、企業としては、「丸見え」であるということを意識しておかなくてはいけません。
さて、必要な情報を検索した見込み客はどのような行動を取るでしょうか?
いくつか候補の企業にめぼしをつけたら、かたっぱしから電話して、もっと詳しい情報を聞くと思いますか?
実は、企業の経営者の場合は、せっかちな人が多いので「電話をして聞く」という人が結構多いのですが、一般の人はそうではありません。
一般の人(消費者やビジネスパーソン)は、驚くほど「サイトをじっくりと見る。」ということをしています。時には何日かにわたりサイトを訪れ、何度も何度も読み返したりします。
そして、多くの場合、「購入すること(もしくは、取引すること)を決定したうえで、最終確認のために、メールで問合せをする」のです。
ここで重要なことは、多くの人は「サイト上の情報だけで、意思決定をしてしまう」ということです。
情報を発信する側としては、この、「多くの人が、サイト上の情報だけで、意思決定をしてしまう」ということを十分に理解しておかなくてはいけません。
見込み客が、必要な情報を検索し、いくつかの企業が候補にあがったとします。
自社もその候補のなかに入っていたかどうか、そして、なぜ選ばれなかったか・・・ということは、見込み客は教えてくれません。
情報化社会では、「黙って切られる」ということがごくごく一般的に行われているのです。
見込み客が、サイトの情報だけで「意思決定」までしてしまうようになった今、一度自社のサイトを振り返って「自社のサイトには、見込み客が”買う”という意思決定ができるだけの、質・量ともに十分な情報があるか」について、再度検討する必要があります。
自社のサイトをチェックするときには、第一ステージとしては、次のようにすると良いでしょう。
まず、ライバル企業のサイトをくまなくチェックします。
エリアマーケティング(つまり、特定の地域の人だけがターゲット)の場合は、そのエリア内のライバル企業だけでOKです。
そして、自社のサイトとライバル会社のサイトを見比べ、「自社のサイトは、この中で、見込み客にとってプラスになる情報を一番提供しているか」ということをチェックします。
最初はたったこれだけで十分です。
もし他社のほうが勝っている場合は、一番になるように改善します。
なぜなら見込み客は、自分が望む商品やサービスについての情報を検索しますので、おそらく候補に挙がるサイトは、自社のライバル企業です。
それらのサイトを見比べて意思決定をするのですから、簡単に考えれば、自社サイトがその中で一番、よい情報をたくさん提供していれば良いのです。
そうやってチェックしてみると、業種業態によっては、「あれ、自社のライバル会社は思ったほど、質の高い情報をたくさん提供していない」と気づくことがあります。
確かに、プロが作ったらしく、見た目が美しいサイトはインパクトがあるのですが、自分が見込客になったつもりで、真剣に読んでみると、実はたいした情報は書いていなかったりすることがあります。
余談ですが、これはどういうことかというと、情報化社会についてこれまでこのページでご説明した類のことを知らないために、サイトの制作を制作会社に依頼するときに、適当にパンフレットなどを渡して「見栄えよく、頼むよ」と、丸投げしてしまっているからです。そして運悪く、こういったことを理解していない制作会社が制作をした場合、何のアドバイスもなく、見栄えのよいサイトが出来上がってしまいます。確かに、見栄えが良いとぱっと見はいい感じがするのですが、そのサイト上で提供している情報の量と質が十分でなければ、見込み客は二度と来ないと思ったほうが良いでしょう。
まずは、ライバル企業のサイトをチェックし、自社より質・量ともにすぐれた情報を出している企業があれば、まず、情報の質と量で一番になることを目指しましょう。それが第一歩です。
もし、「ライバル企業がサイトで提供している情報はたいしたことないな」と判断したら、一人勝ちのチャンスかもしれませんので、いち早く、自社のサイトをしっかりしたものにする必要があります。
この続きは「どのようにWEBサイトを活用すればいいのか?(1)」をご覧ください>>
