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社長のための知識のひろば

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自社ではインターネットやサイトのことはよく分からないから制作会社にサイト制作を依頼するのですが、制作を依頼する側と請ける側にあまりにも知識のずれがあるために、制作が始まってから、もしくは納品後に思わぬトラブルが起こってしまうことがあります。
そのようなことが起こらないために、知っておきたいことや用語などについて簡単にご説明します。
このページでは、インターネットやWEBサイトにあまり馴染みが無い方にイメージを持っていただくために解説をしますので、少々ニュアンス的な説明が含まれますが予めご了承ください。

サイトの制作を制作会社に相談するときには、少なくとも下記のことをしっかりと理解したうえで相談すると良いでしょう。

制作以外で費用が発生することがら

サーバー

WEBサイトとして公開するコンテンツ(HTMLファイルや画像ファイル、動画ファイル、プログラムファイルなど)を保存するコンピュータのこと。
WEBサイトは常時アクセス可能な状態にしておく必要があるため、WEBサイト用のコンテンツは基本的には通常の業務で使用するパソコンではなく、サーバーと呼ばれる専用のパソコンに保存しておきます。
サーバーは、専門の知識がある管理者が管理する必要があるため、多くの企業はレンタルサーバーと言う、共用のサーバーを月単位や年単位で借ります。

WEBサイトを開設するときには、制作費用とは別に、サーバーの費用が必要です。

制作会社にサイト制作について相談する際には、自社ですでにサーバーを持っているかどうか(持っていないなら必要かどうか)についてもあわせて伝えると良いでしょう。

SSL

SSLとは、WEBサイトを通じてユーザーから情報をもらうとき(もしくは情報の行き来が行われるとき)に、その情報を暗号化し安全に送受信するための仕組みのことです。
SSL通信を行うためには、それが可能なサーバーを選ぶことと、デジタル証明書(利用しているサーバーが安全である、という証明書のこと)が必要です。
予め予算などを確認しておきましょう。

ドメイン

インターネット上の住所のようなもので、WEBサイトのアドレスを決定するもの。
住所ですから同じものは世界に二つとありません。

ドメイン

ドメインは、お金を払って「取得」「維持」する必要があります。
WEBサイトを開設するときには、制作費用とは別に、ドメインの取得や維持に関する費用も必要です。

SEO・SEM

検索サイト(Yahoo!やGoogleなど)で、検索結果画面で上位に表示されるように工夫することをSEO対策といいます。
ある程度、抑えておきたい基本事項などは制作会社でやってくれるとしても(と言っても、制作会社によってばらつきがありますので、事前に確認したほうが無難です)、「特定のキーワードで検索したときに、主要検索サイトすべてで1位に表示されたい」などといった必要がある場合は、特別処置が必要です。
場合によっては、SEO専門の会社のコンサルティングを受け、SEO対策に投資(簡単に言うと、お金を払って検索順位を上げるという対策もあります)するなどの処置が必要です。
ただし、SEOを考える前に、「そのキーワードで検索して自社サイトを訪れた人が満足するだけの情報を自社サイトで提供しているか」ということを先に考えないと、投資が無駄になっていしまう可能性もありますので注意が必要です。

また、SEMとは、検索サイトから自社サイトへの訪問者を増やすための工夫のことで、上述のSEO対策も、その一つとして含まれます。
その他、検索サイトへ広告を出すこともできます。

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制作費用に関する注意点

制作会社に制作を依頼する際に、始めに確認しておかないと、後にトラブルに発展する可能性がある事柄を列記します。

見積りの計算方法

見積りについては、総額ではなく、計算方法についても確認が必要です。
ボリュームに対してなのか、時間に対してなのか、人工に対してなのか・・・
仕事が特別な理由により途中で終了したときなど、料金の計算をしなくてはならないときに根拠となる指標をはっきりさせておいた方が良いでしょう。

別途料金となるもの

下記については別途料金となることもあります。
制作会社により方針が異なりますので予め確認する必要があります。

【別途料金となることが予想されるもの】
イラスト・ロゴマーク・地図作成・フラッシュコンテンツ作成・動画編集・写真撮影・原稿執筆・プログラム作成・プログラム設置・サーバー設定・・・などなど。

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制作作業内容に関する注意点

サイト全体のプロデュースから制作までを依頼する場合でも、依頼する御社と制作会社で分担する作業がありますので、どういったプロセスでサイトができるか、そのプロセスは誰が担当するのか、などを予め確認しましょう。
きちんと確認しておかないと、「それってやってくれないの?」というトラブルに発展してしまう可能性があります。

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トラブルが起こりやすい事柄

SEO対策

SEO対策とは、検索エンジンで上位表示されるためにHTMLファイルなどに対策を施すことです。
基本的に、WEBサイト制作とSEO対策はまったく別の事柄と考えたほうが良いでしょう。
SEO対策を専門としたコンサルティングを行う企業もある程、SEO対策は専門的な知識が必要です。

WEBサイトの制作を制作会社に発注する際には、検索サイト上位表示への対策としてどのようなことを行っているのかを聞くと良いでしょう。
また、自社サイトが、ある特定のキーワードで検索されたとき検索サイトで極めて上位に表示される必要があるのか、ということも社内でよく検討が必要です。
もし、どうしても必要であるなら、そのためには別予算を取り、専門の企業へコンサルティングや作業を依頼する、といったことも必要になってくるかもしれません。

画像の編集用ファイル

制作を依頼する側に技術的な知識がないために(これは仕方無いことなのですが)、起こってしまうトラブルもあります。
その一つが、画像の編集用ファイルに起因するトラブルです。

WEBサイト内で使われる画像(写真やイラスト、図画など)は、JPG(ジェーペグ)や、GIF(ジフ)といったファイル形式のものが使われます。

これらは、画像編集ソフトを使って設計したファイルを、特定の形式(JPGやGIF)で「書き出し」して出来たファイルです。
よって、画像編集ソフト独特の、設計ファイルというのが別に存在します。

もう少しイメージしやすくするために、「写真に文字を入れる」という画像編集作業を例にとって具体的にご説明しましょう。
作業の内容は下記のようになります。

1.デジカメで撮影した写真をパソコンに取り込む
一般的に、デジカメで撮影した段階のファイル形式は、JPGです。
ここで仮に、ファイル名を、「photo01.jpg」としましょう。
2.画像編集ソフト(例えば、アドビ社のフォトショップ)で編集する
「photo01.jpg」をフォトショップで開き、文字を入れます。
フォトショップは画像編集用のソフトであり、編集用にフォトショップ専用のファイル形式で保存します。
例えば、「photo01.psd」などとなります。
(※ソフトによって、ファイルの拡張子は異なります。)
この、編集用ファイルは、設計用ファイルと理解するとイメージがしやすいかもしれません。
「photo01.psd」はフォトショップでは、文字の編集やレタッチなど、様々な作業を行うことができます。
3.JPGで書き出しを行う

「.psd」という拡張子のファイルはWEBサイトで使用できませんので、WEBサイトで使用できる拡張子に変換を行う必要があります。この変換のことを「書き出し」といいます。
フォトショップ上で「photo01.psd」を「photo01_web.jpg」などに書き出しを行い、WEBサイトに掲載します。


ここで、デジカメで撮影した写真をパソコンに取り込んでからWEBサイト用に書き出しを行うまでの流れについてイメージしやすいように、画像で説明をしましょう。

<画像の編集用ファイルの概念>

デジカメからパソコンに取り込んだ写真
「photo01.jpg」
デジカメからパソコンに取り込んだ写真

ソフト上では、文字の編集や画像のレタッチなどを行うことができます
「photo01.psd」
フォトショップ形式で保存すると拡張子は「.psd」となります。
ソフトに応じたファイル形式のファイルを、変種用ファイルと一般的に言いますが、
ソフト上では、文字の編集や画像のレタッチなどを行うことができます。

ソフトで編集し書き出したファイル
「photo01_web.jpg」
ソフトで編集し書き出したファイル。
このファイルを変更したい場合は、編集用ファイルである、「photo01.psd1」をフォトショップ上で編集するのがもっとも容易な方法です。
編集用ファイルが納品データに含まれるかどうかは、予め制作会社に確認する必要があります。


以上が、画像編集作業の大まかな流れになります。
ここで注意したいことは、WEB制作会社からは、「photo01_web.jpg」は納品されますが、「photo01.psd」は納品されないことがある、ということです。
これは会社によって異なりますが、編集用ファイルを提供してもらえるかどうか、ということはあらかじめ確認をしておく必要があります。

編集用ファイルには、デザイナの貴重な技術が詰まっていますので、それはいわば制作会社にとっては財産となります。
また、著作権の問題も生じてきますので、編集用ファイルの扱いには非常に慎重になる制作会社が多いということは知っておいた方が良いでしょう。

無償では提供できないが、有償であれば検討する、という規定を持っている制作会社もあります。

アクセスアップ

WEBサイトをリニューアルしたのにアクセスが増えない・・・
この問題の責任の所在でもめるケースがけっこうあります。

実際は、サイト単体でアクセスアップを期待するのは無理があります。
サイトはあまり集客に向いた媒体ではありません。集客を本当にしようとするなら、他の媒体からの誘導を考えるとか、SEOやSEMに投資する、などの「投資」が必要である、という認識を持っておいた
方が良いでしょう。

また、目的とする「アクセス数」に根拠がないという場合があります。
なんとなく、一日のアクセス数としては2000くらいは欲しいな・・・などのあいまいな根拠で決めた目標は意味がありません。
自社のWEB部署で無理が生じない範囲で可能な成約数を想定し、そのためのサイト訪問者数の目安を、アクセス解析の経験から導いていけば、かなり現実に沿った意味のある目標を出すことができます。
そのためには、ある程度の期間サイトを運営し、アクセス解析をしておく必要があります。

WEBサイトをリニューアルすることにより、検索エンジンに適切に解析されやすいHTMLの構造に改良することはできます。
これは、制作会社の仕事の範囲内ですので必要があれば依頼すれば良いことです。通常の制作会社の場合、こういった対応はしてくれるはずです。しかし、サイトへの集客はマーケティング活動の一環として行うべきことですので、これは基本的には自社の責任で行うべきことです。
得意な制作会社にアドバイスを求めることは良いことですし、コンサルティングメニューのひとつとしてアクセスアップに対する対策を持つ制作会社もあります。
WEB研としては、アクセスアップなどのマーケティング活動は、必ず社内で行い、自社の責任で対策を実施しながら自社の経験やノウハウを貯めていくのが良いと考えています。

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